フラワー工房Aki 岡田亜紀子です。

今日は,プリザーブドフラワー教室で,皆さまが楽しんでくださっている「メリア」という技法についてご説明いたします。

 

1 メリアとは

メリアとは,プリザーブドのバラを大きく開花させることで,プリザーブドフラワーアレンジメントの1つの技法です。

生け花の世界には,「再構成」というテーマがあって,一本の花・葉・茎それぞれの部分を分解して,元とは異なる配置に組み直して別のモノに見えるようにします。

これと同じように,メリアは一枚一枚の花弁を一度取り外して,再度貼り直すことで,元とは異なる開き(大きさ)のバラにします。

生花にはいろいろな開きの状態の花がありますが,プリザーブドフラワーは加工上,ほぼ同じ開きになっています。

大きく開花する一歩手前の花がプリザーブド加工されるため,プリザーブド加工されたバラをそのまま使用すると,少々大人しいアレンジメント,動きの少ないアレンジメントになるので,このような技法がうまれたのかもしれません。

実際,お祝いの席のお花では,華やかにするためにも,この「メリア」で大きくした花が多く使われます。

フラワー工房Akiのプリザーブドフラワー教室でも,例えばバラを3輪使う場合,3輪とも同じ色,大きさだと変化に乏しい作品になりますので,1~2輪をメリアにすることで個々の作品に変化と華やかさをプラスしています。

このメリアという手法は,プリザーブドフラワーのスクールでは中上級コースで習うものなのですが,慣れれば誰でもできますし,何しろ‘the手芸’な作業に誰もがはまること間違いなし。

なので,次で手順をご紹介したいと思います。

2 メリアの手順

(1)バラのガクを根元から外す。

 普段のお教室では「バラはガクが外れると花びらがすべてバラバラになってしまいますのでご注意ください」とアナウンスするのですが,メリアのときは逆です。花びらをバラバラにしたいので,ガクを根元からポキッと外します。

(2)バラの花びらを,外側から順に5~6枚外す。外した花びらは,外側から順番に並べておく。

 バラの花びらは,内側と外側で形状が異なりますので,再度貼り直す際に間違えないよう,順番に並べておきます。

プリザーブドフラワー,バラを大きく開花させるメリアのやり方

(3)バラの根元にグルーをつける。

 これ以上,花びらが外れないように,ガクがあった根元の部分をグルーで埋めていきます。

プリザーブドフラワー,バラを大きく開花させるメリアのやり方

(4)外した花びらの下1/3を切り落とす。

 花びらの根元の方のカーブした部分を切り落とします。

プリザーブドフラワー,バラを大きく開花させるメリアのやり方
(5)(3)のバラに,(4)の花びらを内側から順に貼っていく。
 
(3)のバラの膨らんだ部分を目安に,グルーで花びらを付けるとよいです。

プリザーブドフラワー,バラを大きく開花させるメリアのやり方

上の写真は,元は同じサイズのバラです。右側がメリアの処理をしたものです。花びらを5~6枚貼り直すだけで,こんなにも大きくきれいに咲いたバラになります。

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一度,体験してみたい方は,ぜひお教室にいらしてください。

お教室は,次回は夏ごろ開催予定です。こちらまでご連絡いただければ,ご案内を送らせていただきます。

フラワー工房Aki 岡田亜紀子